植物の分類について

植物の分類イメージ

ちょっと植物について調べたことがある人なら、多年草や宿根草、高木、低木、常緑、落葉といった言葉に出会ったことがあると思います。本サイトでも、「SUN / 常緑」や「SHADE / 落葉」など、植物の性質によって分類しています。苗を選ぶ時に重要になってきますので、それぞれ説明したいと思います。

植える場所を観察してみよう

SUN

SUNとは日向。日向とは、ほぼ一日中、日が当たるような場所をさします。どんな場所かというと、周りに大きな木がなくて、建物が隣接していないところです。そういった場所は、乾燥しやすかったり、温度が上昇しやすかったりします。ちなみに、本当は日当たりが好きな場合でも、日本は高温多湿の国なので、暑さが苦手な植物は、半日陰扱いになることが多いです。

SHADE

SHADEとは半日陰、または日陰。建物がすぐ近くにあって、午後からは、ずっと日陰になる場所、木漏れ日が続くような高木が植わっている場所を半日陰と言います。日陰は、一日中日陰になっているような場所です。 半日陰や日陰に分類されるものには、色々な理由から選ばれています。 まずわかりやすいのは、明るすぎると葉焼けを起こしたり、葉色が悪くなるなど、もともと日陰に適した植物の場合。こういった植物は、直射日光が長く当たる場所に植えてしまうと、絶対にうまく育ちません。 その他、高温多湿や乾燥が苦手な植物も、本来、日当たりが好きでも、半日陰の植物としてよく分類されます。この場合は、日当たりに植えてしまっても、条件が合えば、むしろ日当たりの方が良い結果になる場合もあります。

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高木

高木とは、だいたい6m以上の大きさになる樹木のことをさします。

低木

低木とは1〜5mぐらいの樹木。中には、30cm前後にしかならないものもあります。

1年草

ワンシーズンで枯れてしまう草花。とにかく成長が早く、よく花が咲きます。シーズン中は、本当に育てやすく初心者におすすめ。例えば、パンジーやビオラ、ペチュニアといった植物です。本サイトで扱う1年草は、こぼれ種で増えて毎年楽しめたり、ハーブなど、園芸的に魅力のあるものをピックアップしています。100%宿根草にしてしまうとかなり難易度が上がるので、1〜2割くらいは1年草を取り入れると、ガーデニングも楽しくなります。

2年草

その名の通り、2年で枯れてしまう植物です。代表的なのは、オダマキやジギタリスなど。1年目と2年目では雰囲気も違いますし、こちらも取り入れてみると面白いです。

多年草

毎年枯れず、徐々に株が充実していく草花全般を指します。一年草、二年草以外がこれにあたります。本サイトでは商品数の多い分野です。

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宿根草

多年草のなかでも特に冬、または夏に地上部を枯らして休眠する草花。春の芽出しのときは、やっぱり感動的です。一年を通して変化のある庭を作りたい人に向きます。ただ、地上部が枯れている時期はかなり寂しいので、冬から早春にかけて青々と繁ってくれる球根などでカバーするなど、ちょっと工夫が必要です。

常緑

年中葉っぱがある草木。ただ一年中葉っぱが綺麗とは限りませんし、落葉もしています。葉っぱに厚みや光沢感があるものが多く、植えすぎてしまうと硬くて重く、暗い感じになります。ただ安定感のある庭を作るためには、ポイント、ポイントに植えた方が無難です。

落葉

冬季に葉っぱを落とす草木。花や紅葉、春の芽吹きなど、エンターテイメント性に優れた植物が多いです。ただあまりにこればっかりだと、冬はとても寂しい庭になります。

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用途や環境、作りたい庭のイメージに合わせて、高木、低木、草花を選んで組み合わせるのが庭作りの楽しみです。ぜひ参考にしてみてください。

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